最近 Chrome on Xubuntu においてタブやアドレスバーがひどく文字化けしていました。
Chrome on Xubuntuで、タブ、アドレスバー、メニュー内の非日本語文字が日本語文字に置き換えられる現象に見舞われてる (´・ω・`) pic.twitter.com/5efkB09pu6
— MURAOKA Taro (@kaoriya) 2014, 4月 11
あまりにもヒドイので解消法をググったところ、比較的最近 Quita に登録された記事がひっかかりました。
xubuntu の Chrome でタブだけ文字化けする場合
xubuntu-desktop に付随して入る fonts-droid がよろしくないらしい
とのことで、この記事では fonts-droid を xubuntu-desktop もろともにアンインストールしていました。
でも…そんなことしなくてもできるんじゃないかなぁ、ってことでやってみたらできました。
$ sudo mv /etc/fonts/conf.d/65-droid-sans-fonts.conf{,~}
$ sudo fc-cache -fv
です。fonts-droid を使うように設定しているファイルをリネームすることで使われないようにし、そののちフォントキャッシュを更新したのです。これでChromeを完全に再起動すれば文字化けは解消します。
経緯
あとは如何にしてこの方法に至ったのかを記録しておきます。調査方法を知っておきたい人以外は読む必要はありません。
まず私が観測していた症状と Quita の記事から、フォントリンクの問題であると推定しました。フォントリンクとは、あるフォントを使う時にそのフォントが適用できない文字については別のフォントを使う、という機能です。しかしフォントリンク自体、設定方法を忘れてしまっていましたw
それで fonts-droid がインストールしていたファイルを調査します。
$ dpkg -L fonts-droid
/.
/usr
/usr/share
(...snip...)
/etc/fonts/conf.avail
/etc/fonts/conf.avail/65-droid-sans-fonts.conf
/etc/fonts/conf.d/65-droid-sans-fonts.conf
ほうほう /etc/fonts/conf.d の 65-droid-sans-fonts.conf ですね。そうだそうだ。ここに XML ファイル置くんだった。なのでこれを無効化するために 65-droid-sans-fonts.conf~ に名前を変えましょう。
ただフォントの設定はいじったからすぐに反映されるものでもありません。フォントサーバにキャッシュされているのでそれを更新しなきゃいけません。これは Ricty-Diminished をインストールした時にやって覚えてました! (コマンドがあることは覚えていたが、どんなコマンドかは忘れてググった)
$ fc-cache -fv
やったね。
Xubuntu 14.04 がリリースされましたね。アップグレードに伴いこんどは何が起こるか…まったくLinuxのXubuntuは地獄だぜ。フーハハ