この記事は Vim Advent Calendar 2018 23日目の参加記事です。
TL;DR
- Vim から VOICEROID を喋らせる koron/vim-voiceroid を作った
- どんな感じかは デモ動画 を見てね
解説
この10年、仕事を終えて疲れを癒やすのはニコニコ動画かYouTubeだ。 特にお気に入りなのは AquesTalk を使ったいわゆる「ゆっくり動画」。 気がつけば多人数ゆっくり実況(YKRさんのFallout実況)や、 RTA解説動画(もちろんbiim兄貴)を流しながらでないと寝られない体になっていた。 最近はVOICEROID実況もよく見るようになり、 「パンコロ~」とか「茜ちゃんかわいいって言って」を始めとした お馴染みのフレーズが脳内再生されるようになっていた。
近づくVimConfを控えて仕事にも疲れきっていた私は、 それまで「うーんこんなの買ってもなぁ、動画も作らんし使わないよなぁ」 と思っていたVOICEROID2 琴葉 茜・葵に手を出してしまう。 案の定、買った初日に何個かボイスを作っただけで、 以降はSSDの領域を無駄に圧迫するだけのただのデータにしてしまっていた。
そんなある日のことである…こんなツイートを見かけたのは。
誰でも簡単に誤字脱字を0にする方法。
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2018年10月5日
無料の文章読み上げソフトを使う!
年間10冊も本を出している作家さんから聞いたやり方です。
文章読み上げソフトを使って、文章を3倍速くらいで読み上げさせると100%誤字脱字やおかしな表現に気づくことができ、編集者から大いに喜ばれているそうです
確かに読み上げさせたのを聞けば、 誤字脱字に気がつく可能性は限りなく高くなりそう。 お、これってテキストエディタ(テキストエディタなんだってば!)Vimには必須の機能では? いやそうに違いない絶対に要るよ。 なんで今までなかったんだよ! おいおい前回のGo Advent Calendar書く時に読み上げてもらえれば便利だったじゃんよ! 約1万円の投資を回収するのに必死なやつ。
そんな動機でVOICEROID2を他のプログラムと連携させる方法を模索して、 OLEベースのUI Automationでゴニョゴニョすれば上手くできそうだったけれど、 結局そこで頑張ってもあまり良い感じにはならないことが判明。 だったら民安★TALK使っちゃえば良いじゃんってなって、 できたのがkoron/vim-voiceroidです。
デモ動画はこちら。
アカネチャンカワイイヤッタ-